2001年5月号
<某月某月>
来客を告げるインターホンがあった。アポイントなしの突然の訪問者だ。本名を言われても心覚えがない。会う事は厭わないが、用件が何であるのか、さっぱりわからんというのも、気になるものだ。そこで、さらに、どういう方か聞いてもらおうとした。すると、以前、パソコン通信で、云々・・・という言葉がイヤホンから聞こえてきた。そうなると、もう誰であろうと構わなくなってしまう。どうぞ、と、いうことになる。私の部屋に来られるまで、誰かな?と期待してしまうのは、パソコン通信のアクティブメンバーであった方なら、共通の心理だろう。今のインターネット社会とは、少し、ニュアンスの異なる世界が、ほんの数年前には確かに存在していた。ローカルの小さなネット社会ではあったけれど、本当に味わいのある独特の雰囲気があった。そんな思い出に浸っていると、ドアが開き、懐かしい顔が現れた。ビハインドライダーさんだ!e_mailアドレスも、愛着があるのか、パソコン通信時代のハンドルネームを使っておられる。いまは、「はりまスマートスクールプロジェクト」の実行委員をされていて、生涯大学に通われ、ボランティアで、パソ
コン関連サークルのお手伝いをされているという。漏れ聞くに、昔の仲間から、私の消息を聞かれ、訪問されたということだった。私のホームページを見ながら、昔話に花が咲いた。彼は、昔、囲碁のフリーソフト、遠藤さん作の「goterm」を共に愛用していたことがある。dosのパソコン通信時代では、オンラインの囲碁対局ソフトとして、大反響を巻き起こしたものだ。私も、ニフティーのFBOOKというフォーラムに、このソフトに関するMSGを投稿したことがある。それが、商業ベースの編集者の目にとまり、たまたま、フリーソフトを紹介する本の出版時期と重なり、私の一文も採用された。その出版披露パーティにも招待されたのだが、生憎、その時は、私が入院していて、出席できなかった。あの時、東京に行くことができていたら、いろんな方との出会いがあっただろうと思う。著者(と、いっても、極々一部分だけだけれど・・・)にもその本の贈呈と、僅かではあるけれど、原稿料まで頂戴してしまった。その本は、大切に書棚に飾っている。いま、インターネット時代になって、色々な場所でオンライン対局がブームとなっている。話のついでに、私のリンク集の中から、ya
hooゲームを紹介してあげた。javaスクリプトが起動して様々なゲームが無料で楽しめる。囲碁、将棋、オセロやチェス等々、種類も多い。勿論、無料だ。常時接続が月額固定料金可能となった今、利用し易いだろう。
<某月某日>
ネットスケープ4.6を長期間、愛用してきたが、巷では、バージョン6になっているというので雑誌の付録CDでインストールした。勿論、前のバージョンをアンインストールした後にである。すると、メールの設定方法をミスしたのか、送信はできても、受信ができなくなってしまった。いま、慌てているところだ。幸い、アウトルックだけは、生きているのでネットサーフィンは、ネットスケープ、メールはアウトルックという変てこなスタイルになってしまった。また、インストール直後に届いたメールの中、数通については、未開封のまま、どこかのフォルダに眠っているのかもしれない・・・
<某月某日>
昔、私がパソコンの手ほどきをした友人の息子から、この度、ホームページを開設したのでご覧ください。というメールが届いた。彼は、現在、京都大学の学生になっている。親に、メールで連絡してやるとともに、どうせメールも見ないだろうと思って、電話したところ、案の定、そんな情報は知っていなかった。私に通知しておけば、どうせ知らせてくれると思っていたのだろう。
途中経過報告(水泳)
挑戦期間 | 目標距離 | 2001/05/04現在までの累積 |
1999/01/01〜2001/12/31 | 1,000キロ | 940.8キロメートル |