やはり、赤穂ネット「愉快な旅人」ボードから・・・


【TRAVEL/MAIN  No.678】著者 I.P  1994/12/26 08:51:50  1344 byte
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『題名』上越市1・・・>I.P

はずかしながら、日本地図を開いた。

行くべき場所がわからないのだった。現地入りしなくてはならない2日前の深夜だっ
た。新潟のあたりだとは、薄々想像していたが直江津や高田という駅がわからない。
JRの時刻表の路線図で探しても発見できないので、とうとう日本地図を持ち出して
きたのだった。

最初はあまく考えていた。上越なんて日本の国内だから、簡単に行けるものだとして
事前調査なんてしなかった。まして、切符の手配なんて直前でいいと簡単に思ってい
たのだった。ところが、その直前になって慌てた。送ってきたパンフには、直江津と
高田駅しか記入していない。そのあたりに住んでいる方達には、それで充分だろうが
初めて訪れる者にとっては、さっぱりわからない。

やっと、直江津を発見して、到着しなければならない時刻を直江津に合わせて逆に辿
った。当初、上越新幹線を想定していたから上野発が午前7時となる。これでは前日
に東京へ入らなければ間に合わない。急拠、翌日の出発に変更した。

翌朝に和歌山の男に電話した。「どうやって行くの?」「飛行機の予約しているけど
、なんで?」「実は、昨日、調べてみたけど当日の早朝では間に合わないことが判明
したので、今から出発しょうと思って」「えー?!調べたのが昨日」と
絶句する。「まあ、約束の時間に現地で」

こういうやり取りがあった。計画性は皆無だ。過去からこういう調子でどうにかなっ
てきた。

                          (続く)インスピ


【TRAVEL/MAIN  No.679】著者 I.P  1994/12/26 08:52:28  1408 byte
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『題名』上越市2・・・>I.P

姫路駅の緑の窓口に相談する。

パンフを見せて、この駅に明日の正午までに到着したいので、一連の切符をお願いし
たい。1泊するなら東京でもどこでもいいけど

緑の窓口係員は、プロだ。こういう手合いの捌きは手慣れている。時刻表をパラパラ
と繰って、夜行でもいいかと質問してくる。そうか、寝台車という手があった。元々
私は、この夜行寝台というのが好きなのだ。それなら大阪発が深夜になるけど時間が
余る好きな時間を過ごせると一瞬の間に計算し、寝台の空きを調べてもらう。
こういう時のコンピューターは便利だ。たちまちにして、目的地までの切符が入手で
きた。これで安心だ。

さて、大阪で映画館か、はたまた姫路のサンガーデンジムで時間を潰すか思案したが
プールと風呂と休憩室で読書というほうが、大阪で映画館から飲食街を、あてもなく
ウロウロするより優っている。しかも、姫路発の快速電車時刻表は、ザウルスのデー
タに入っている。(友人から、光通信という無線でデータを貰ったのだった。自分で
シコシコと入力しなくてもいい。簡単にデータが手に入る。相手機種はPI−300
0)夜行の大阪発時間の1時間半前のに乗れば、大阪で缶ビールにつまみを仕入れる
時間もあるだろう。

いつもは、パーキングに車を預けてジムに入っているが、無料サービスとなる時間は
立体駐車場で5時間、地下駐車場で3時間以内と決まっている。従って、最高にゆっ
くりしても5時間までだった。それが、今回は大幅に時間が余っている。まず何か食
べてから

                       (続く)インスピ

【TRAVEL/MAIN  No.680】著者 I.P  1994/12/26 08:53:07  1580 byte
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『題名』上越市3・・・>I.P

姫路駅南1Fの蕎麦屋は、お薦めだ。昼どきとあって混んでいるが、蕎麦というのは
回転が早い。少し待てば席が空く。一人だから相席でも一向に構わない。わりこ蕎麦
を食べたが、ちょっと量的に少なかったので、ニシン蕎麦を追加した。冷たいのと温
かいのを腹に収めた。

サンガーデンは、目と鼻の先だ。ジムのフロントで、スタンプを押してもらう。元旦
から、来館の度に1ケづつ押してくれるスタンプだ。もう大体の線は出てしまったけ
ど、来れないと諦めていた日に入れたのだから、有難い。

昼間のプールというのは、違った味がある。スイミングスクールをやっていた。時間
があるので、プールサイドの低温サウナへ文庫を持ち込み寝転ぶ。正式な泳ぎ方とい
うのは習ったことがないので、時々は本を離して、スクールの模様を見学していた。
コーチの声も聞こえてくる。背泳を教えていた。

低温サウナでも、汗は出てくる。そろそろ水に入りたいなと思った時、スクールが終
わった。まだ受講生が残っているが、すぐに出て行くだろう。スタートした。クロー
ルで、ゆったりと泳ぐ。一旦、泳ぎ始めたら、その日に設定した目標まで、途中では
止まらない。スタッフも知っている。その時の設定は1キロだった。退院してからは
ずっと用心して1キロ以上は泳いでいない。

しばらく泳いでいると、受講生も上がってしまって、プールは私の独占になった。気
持ちの良いものだ。ペースを乱されることなく、思いっきり手足を伸ばしてゆったり
と1キロを泳ぎ上げた。隣で泳がれるとついその気になって競争してしまう。

サウナに行ったが、これまた誰も入ってない。風呂までも独占だ。思いがけず空白の
時間が出来たので、これは儲けものだった。しかも、まだ時間が余っている

                    (続く)インスピ


【TRAVEL/MAIN  No.681】著者 I.P  1994/12/26 08:53:41  1392 byte
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『題名』上越市4・・・>I.P

風呂から上がり休憩室で文庫の続きを読んでいた。そろそろ常連の来る時間だ。体が
冷えてきたので、フェイスタオルを貰って風呂へ行く。時間があり過ぎるのも困るも
のだと贅沢な気分で思っていた

再び、休憩室に戻ったところで、「ケンちゃん」に見つかってしまった。「あれ?出
張じゃなかった?」どうやら私の会社に電話したらしい。簡単に顛末を説明する。

本来なら、今ごろは東京か新潟にいるハズだけど大阪始発の夜行寝台になったので時
間が余ってしまったのだ。緑の窓口で即座に空白の時間がとれると喜んだが、結構長
い。やはりジムに居れる時間の限度は5時間くらいのものだ。それが7時間

その辺の居酒屋で軽く一杯付き合ってくれるかと聞くので、ザウルスの時刻表を調べ
てみると、どうやら小1時間くらいは、まだ姫路で飲んでも大丈夫のようだ。「ケン
ちゃん」の風呂を急かして居酒屋へ行く。私にすれば時間にさえ間に合えば、食事は
大阪でも姫路でも同じことだ。居酒屋での注文は、「ケンちゃん」に任せておけば安
心だ。うまいものを適当な分量だけ上手に選んでくれる。私は、ただビールのお代わ
りを告げるだけでいい。

その日は、どうやらトトマチに呼び出されているらしい。私も誘うつもりだったみた
いだ。出張さえなければ、私もトトマチで飲んでいたい

JRの時間が来て、居酒屋を出た。これから、やっと大阪へ行き、「日本海」という
夜行寝台へ乗るのだ

なかなか、上越市へたどりつかないこの辺で止めてしまうか?

                   (続く)インスピ

【TRAVEL/MAIN  No.682】著者 I.P  1994/12/26 08:54:38  3156 byte
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『題名』上越市5・・・>I.P

大阪で一旦、改札を出て、ビールに、適当なつまみ類と、みかん1袋を買い込み、北
のホームに上がる。少し待っていると、「日本海」がホームに入ってきた。私の寝台
は上段だった。寝巻きとスリッパは備え付けられている。検札の車掌さんに、明朝の
モーニングコールを頼み、寝台に潜り込んだ。

カーテンで仕切られた狭いベッドだが、枕元に読書灯があり、落ち着くと快適なもの
だ。寝ている間に、長距離移動できるというのも合理的だ。A寝台車両には、喫煙室
も備わっている。4人がけの席が後方の連結部分にあり、スーツケースなどを収納す
るロッカーもある。読書に疲れたりトイレの時に、一服するには具合がいい。

私の寝台は上段だった。下段より揺れるが、一向に気にならない。空いている。後部
車両は座席で客は一人だけだ。若い頃なら座席でも平気だったが、もうベッドで寝て
行きたい。歳かもしれない

文庫本とビールがあれば、どこででも時間を潰せるが、今回は、それに加えてザウル
スの詰め碁カードまで所持している。暇つぶしには事欠かない。詰碁の判定が興味深
い。設問によって、棋力を判定してくれるのだが、3級から5段程度まで全部に該当
してしまう。途中の試行錯誤まで判定基準に入るらしい。

どこをどう進んでいるのかわからないが、午前6時前に目覚めた。ホームに降り立つ
と、松山の男がいた。どうやら京都から同じ列車に乗り込んでいたようだ。懐かしい
顔だ。もう5〜6年ぶりに会う。目的地は、私と同じだ。こんなに早朝に到着しても
時間を持て余すが、遅れるより早めのほうがいいに決まっている。乗り換え時間を利
用して公衆電話で健康ランドのようなふろ屋を当たる。ところが、どこも午前10時
開店だった

こういう場合は、さっさと目的地のホテルへ行き、クロークに荷物を預けてしまうこ
とだ。高田という駅に着いた。なんてことない小さな駅舎だ。ワシントンホテルは駅
から3分ほどのところだった。

フロントで、健康ランドの位置を教えてもらい、商店街を15分ほど歩く。やはりシ
ャッターに開店時間は午前10時と記してあった。小さな街にしては、商店街は立派
だ。車道をはさみ両サイドに店舗が並んでいる。片側づつアーケードも設置されてい
た。案外、大きな店が多い。多分、苦戦されているのだろうと想像する。

途中見つけておいた早朝喫茶まで戻る。店内は白一色の内装だ。コーヒーを頼んだ。
松山の男は、玄米雑炊というメニューに目が止まり、注文していた。さすがは、酒ど
ころ水がうまい。マスターは、玄米に凝っている。もう、数十年来、玄米食で通して
いるそうだ。マスターに上越ウィングの様子を尋ねる。中心部が移り商店街は灯が消
えたようになったそうだ。いずこも同じか

松山の男というのは私と同年齢だ。高校2年の時に、両親を踏切の自動車事故で亡く
して伯父さんに大学卒業まで店の面倒をみてもらっている。その事故の知らせは、私
も聞いたことがある。同年輩だけに、当時は私も深刻に考えたものだ。

体重は100キロ前後あったのだが、いまは90キロ程度に減量している。毎朝、プ
ールで、1000〜1200は泳いでいると言っていた。なんでも、友達がスポーツ
ジムをやっているので、プールの鍵を預かっているのだそうだ。だから、タダ
羨ましい。

正式の集合時間は、午後1時だから一旦、ホテルに戻り風呂に出直そう。松山の男は
市場調査だと言って、私に荷物番をさせて散歩に行ってしまった。私はロビーで文庫
本。

ロビーで意外な顔に出会った。まさか、こんなところで会うなんて思ってもいなかっ
た。姫路の人間だ

                     (続く)インスピ

【TRAVEL/MAIN  No.683】著者 I.P  1994/12/26 08:55:25  2140 byte
《コメント先 No.682  このメッセージに対するコメントが 1件あります》
『題名』上越市6・・・>I.P

まさか、こういう場所で姫路の男に会うなんて夢にも思っていなかった。みゆき通り
にある、池田という紳士服店の社長だった。どうやら彼も、私達と同じセミナーを受
講するようだ。しかも昨日から来ていて、こちらの友人に案内してもらって昨夜は随
分、メートルを上げたようだ。風呂に誘ったが地元の方と朝食の約束があるようだ。

風呂がオープンすると同時に入館した。2時間は、ゆっくりできる。どこでもシステ
ムは同じようなものだ。サウナに水風呂、数種類の風呂。それに休憩室のテレビ等と
軽い飲食のコーナー。確か、健康ランドのような大衆浴場は名古屋から始まって全国
に普及した。初期の頃、名古屋へ見学に行こうかと思ったこともある。

松山の男の目当ては、「雪中梅」という酒だった。私は、日本酒がダメなので銘柄を
言われてもピンとこない。ところが、どこの酒屋にもない。醸造元にも電話をしてい
たが、丁重に断られていた。私も、日本酒はよく貰う。「越の寒梅」なんてのをネッ
トのリアルに持参したこともある。

集合時間にホテルに行くと、和歌山、徳島、岡山、埼玉、出雲、上田、松山、姫路と
私のグループ8名が揃っていた。そのほとんどのメンバーが、この前のラスヴェガス
にも参加している。徳島は、その奥さんがアメリカへ行っている。今回も香港なら行
こうと思っていたがゼミに変更になったので旦那を参加させたらしい。

この中で、過去に紹介したのは、出雲の男だ。隠岐島の旅だったか、玉造温泉にある
「岸」というラウンジのママが芸者さんをしていて、たまたま私の宴席に来ていたの
で、行ったところ、この出雲の男も常連だった。その時の旅行記をこのネットにも転
載しているかもしれない。和歌山の男は、度々、私のMSGに登場している。私にザ
ウルスを薦めた男だ。今回もザウルス持参でレポートを作成していた。

日本の各地に友人が多いということは、何かにつけて便利なものだ。しかも職業が同
じなので、情報交換も頻繁にできる。欲を言えば、全員がパソコン通信を開始してく
れれば、もっと便利になると思うのだが

目的は、上越ウィングというパワーセンターの現地ゼミの聴講だった。このゼミには
全国から、およそ80名が参加しているようだ。我々のグループは、香港ツァーにな
る予定が、和歌山の男の提案で急拠、このゼミ参加に変更になった。前にも述べてい
るが、私と香港は、本当に縁がないようだ

                      (続く)インスピ

【TRAVEL/MAIN  No.684】著者 I.P  1994/12/26 08:56:18  2950 byte
《コメント先 No.683  このメッセージに対するコメントが 2件あります》
『題名』上越市7・・・>I.P

上越パワーセンター。これは、いままでのSCとは全然異なった商集積だ。開発者は
商業とは全然関係のない地元の砂利採集業者だ。15万平方メートルの敷地にカテゴ
リーキラーがずらりと並ぶ。建物は、ローコストに徹底している。市街地から車で1
0〜15分ほどのところにある。高速道路のインターチェンジを降りたところに位置
する。反対側には、大手量販店がSCを計画しているという。

ほとんどが平屋建てだ。カウボーイを始めSCのテナントから落ちこぼれたような店
舗が参加している。当然、値も安い。鮮魚は土日祭日のみ営業だ。その日は、金曜で
休みだった。このパワーセンターのもう一つの特徴は、ゾーン内競合だ。同一業種を
できるだけ集め、互いに競争させている。これで、全体に活気が出る。

変わっているのは、ここのディベロッパーだ。共有部分の道路や駐車場だけを所有し
権益は、場内のアチコチに設置した自動販売機とメンテナンス部門が主。テナントか
ら家賃を徴収するのが一般的だが、ほとんどテナントに土地を売却している。従って
管理費しか貰えない。これの開発の為、外国(主にアメリカ)へ見学に行き、外地の
コンサルタントからも知識を吸収されている。フェニックスにあるパワーセンターが
モデルとか私が、そこのコンピューターショップでFAXモデムを購入してき
たところだ。なるほど似ている。あの時は、「ケンちゃん」とレンタカーで回ったも
のだ。その旅行記も、このボードに残していると思う。

雨模様の中、各店舗を見学して回る。立体ではなく平面の移動だからお客さんは大変
だと思うが、日用必需品の低価格指向の前には、多少の難点も苦にならないようだ。

とにかく活気がある。消費沈滞ムードの商環境の中では、全国でも特異な存在であろ
う。立派なSCを見慣れている者にとっては、何だ、こんなものと馬鹿にする
方も多いと思うが、そういう目では本質が見えてこないと思う。

いくら立派な食品コーナーが揃っていても、連日、豪華な食材(今日は、松阪肉のし
ゃぶしゃぶ、明日は鯛や鮃の生きづくりなんて)を購入する家庭も少ないと思
う。生活に密着した地味な品揃えの店が、いま、求められているのだろう。

本屋に入った。ざっと見回すと、馴染みの作家の本が揃っている。日本文化も均質化
しているようだ。ホテルの部屋と帰路用に適当な本を物色する。レンタルビデオと本
の販売が半々になっていた。私は、レンタルビデオというのは借りたことがない。1
度は借りてみょうと思っている。学生時代は貸本屋の常連だった

家電の量販店であるラオックスには、ザウルス5000は入荷していなかった。品薄
らしい。オープンモールなので雨には弱い。中の島のようになっている専門店ゾーン
は明日の見学にしょう。

雨の中、バスに乗り込む。バラバラになったメンバーはなかなか揃わない。バスが少
し小型になったような気がした。おおきな顔で添乗員さんに点呼を取るように勧めた
が、なかなか私の名が出ない。私と一緒の数名の名も呼ばれない。?どうやら乗るべ
きバスを間違えたらしい。そういえば少し変だと思っていた。別のグループも同じ目
的で見学に来ているようだった。しかも、全国からバラバラに参加しているからほと
んど面識がない、にわかグループだったので、誰も気がつかなかったのだ。バツが悪
いテレ隠しに笑って席を立つ。

                   (続く)インスピ

【TRAVEL/MAIN  No.685】著者 I.P  1994/12/26 08:57:12  2544 byte
《コメント先 No.684  このメッセージに対するコメントが 1件あります》
『題名』上越市8・・・>I.P

呵呵大笑のバス間違い事件であったが、我々の集合時間にはちゃんと間に合ってい
る。集団行動のコツは、集合時間より多少、早めに集合場所に行くことだ。アメリ
カなどの外地では、1分の遅れに対して1ドルのペナルティを課していた。これは
溜めておいて最後のお別れパーティの足しにする。団体旅行も、これで引き締まる
が、必ず誰かが遅れる。

ホテルに戻り、講義、夕食、講義と勉強が続いた。深夜に及ぶゼミのおかげで外に
出て行く気もしない。私は部屋に引きこもったが、松山、和歌山、埼玉、徳島の男
達は居酒屋で「雪中梅」を見つけて深夜まで飲んだようだそういえば、松山
の男が事前調査で人気の居酒屋を見つけておいたとか言っていた。

折角、遠方まで来ているのだから無理してでも、付き合えば良かった部屋に
引きこもってしまっては、なにも体験できない。書くべきネタがないので困る。

朝、再び、上越ウィングへ行く。解散は直江津の駅だそうだ。正午解散だと聞いた
ので、帰路の切符は、やはり緑の窓口で手配している。

昨日、雨の為、見学できなかった真ん中の専門店ゾーンに入る。このコーナーだけ
は二階売り場もある。アウトレットストァーもあった。

目当ては昨日は休んでいた鮮魚売り場だ。開店後、わずか30分ほどで店内は満員
状態となる。なるほどパワーがある。出雲の男が昼食用に、丼と「うに」を買い込
んでいた。駅弁を買うより安くてずっと豪華だ。私も、「イクラ丼」の480円と
「うに」山盛り1100円を掴んでレヂに並んでいたら、和歌山、徳島が、やはり
真似して一緒にレヂを通してくれと運んできた。レヂも行列だ。ショッピングカー
トに一杯の品物を乗せてレヂを待つ方が多い。閉鎖中のレヂもオープンしてくれれ
ばいいけど、多分、人手が揃っていないのだろう。

時計どれでも3000円というコーナーが入口のところにあった。まるで韓国のイ
ーテオンのような値段だ。定価は1万円以上のものばかりで保証書も付いている。
思案していた和歌山の男が手を出した。2個購入していた。誰にプレゼントするの
か?女物の時計だった。

たっぷりと上越ウィングの見学を済まし、直江津の駅前で解散したのは、12時前
だった。調べてみると、私が指定席をとっている列車より前の「雷鳥」に間に合う。
1時間半も待つより自由席でいいからとさっさと乗り込んだ。こういう時の決断は
早いほうだ。皆に別れを告げる暇もない。

ビールのあてに「うに」を4分の1ほど食べて、「イクラ丼」に残った「うに」を
ぶちまけて、「うにイクラ丼」とした。もちろん、北海道の「生うに」だ。駅弁な
んかよりずっと豪華だった。

と、いう訳で新潟方面ではあったが、高田と直江津中心だった

                       (完)インスピ

PS.なかなか手がつけられなかったが、宿題が残っているようなモヤモヤした気
   分だった。アップしょうとしたらホストが止まっている