「それぞれの分野」

 いろいろな方の書き込みを読んでいて、全く知らない分野の著名人の名前に出くわす場合がよくある。その文章の中では、まるで、この人を知らない人が世の中にいるなんて、信じられないという思い込みで、ごく当たり前のような調子で書かれている。読んでいる方は、知らなかった私が、悪かった、ごめんと、慌てて検索に走るか、その書き込みを読むのを仕方なく諦めてしまうか、どちらかの態度をとらなければならない。大概は、面倒だから諦めてしまうという場合が多いと思う。

 それは、そうだろう。生まれてから歩んできた社会的背景や人生が異なっているので仕方のないことだと考える。囲碁なんか見向きもしなかった方に、囲碁の面白さをとうとうと語っても、知らない方は白けてしまうのが普通だ。また、釣りに興味のない方に、熱っぽく、釣りの醍醐味を述べても、ふーん、そうなのか?と見向きもされない。

 興味の対象が異なるのだから、これは仕方のないことだが、それでも読ませてしまうプロがいる。例の「東海林さだお」氏だ。あれは、「毒薬」だと分かっていながら、サウナの隣に出来たBOOKOFFで、また数冊発見してしまった。当然、購入。これは、こむずかしい話が書いてあるわけでも、読んだからといって、人生の何かの足しになるというような作品ではない。ほとんど、何も残らないが、読んでいる間は、楽しませてくれる。そして、人に文章を書く気をなくさせてもくれる。誠にやっかいなものだ。性懲りもなく、購入してしまう自分が情けない。

 昨夜も、また、だらしなく読みふけってしまった。書かれた年代は、登場人物や、その時代の出来事でなんとなくわかる。特に、食品の値段で、判明するというのが、この人の特徴らしい。○かじりシリーズだけれど、中には青春記といったものもある。あるいは、旅行記。絶対に含まれているのが「食い物の話」だ。この項目がないと話が成り立たないようだ。それと、人の行動の観察力。これは、漫談家の「綾小路きみまろ」の観察力にも似ている気がする。

 後に何も残らないというものの、楽しかったという思いだけは、強烈に残る。だから、数年前にも読んでいるハズの作品を再度、楽しめてしまうのだと思う。

 いつもは、このくらいの分量は楽々、書いてしまうものだが、あの「東海林さだお」を読んだ後は、いつも調子が悪くなっている。

 PS.「アースマラソン」の日本での走行記録を数分間にまとめたビデオが掲示された。



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