[生きた軌跡・・・]

 昨日のニュースで、ブログは、例え、死去されても、ネット上に残っているサイトがあり、まるで、まだその人が生きているかのように、コメントを書き込み、それを見た方が、また、コメントを返し、主が居なくなっても、サイトが盛り上がっているようなところもあるそうだ。特に有名人で、癌のような不治の病と闘った記録のサイトは、同じような境遇の方々の心の拠り所となっているようだ。これなら、そのサイトは、存在価値があるだろう。しかも、いまでは、無料のサイトも多数あり、毎日、増加している。しかし、設置した本人すら、忘れ去られて、幽霊船のように、ネットの広大な海を漂っているだけのサイトも膨大な量ともなっている。誰も、更新しない、あるいは、ログインIDやPWの失念で、オーナーすらログインできなくなっているところも多くある。私自身もその犯人一味だから、反省もしているが・・・
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 今日も、デーサービスの日だ。ネタを考えなくても良い日なので、楽な日となりそうだ。とにかく、まくらと、この1行だけを掲示しておこう。

亡くなってしまった方を蘇らしておこう。(まだ、迎えのバスまで時間がある・・・)最後のLINKは、今、付けた。
バスがくるまでに、数分の余裕がある・・・

 今、刻舟さんの話をしているところだった・・・ この方の話になると、沢山ありすぎて、どこから話をしていいのやら、全く困ってしまう。

 いろいろあるが、一番、大きなことは、彼が呼び掛けて、メンバーの竹田実由希さんという女性が、ボードに綴ったMSGを1冊の本に
するという企画だった。

 ここから、彼の言葉を引用する・・・少し長いが・・・これは、推敲された文章だから、読み応えがある。

>  姫路市に竹田実由希さんという26歳の女性がいます。

>もし、私たちが普通の方法で彼女に会っただけでしたら、「車椅子で、首が定まらず、動くのは右手だけ、こちらの言うことはわかって
>いるようだが、彼女のいうことはさっぱり聞き取れず、気の毒な方だなぁ」という、通り一辺の感想で終わっていただろうと思います。

>そう、彼女は先天性の脳性麻痺で、歩行はおろか、何とか動くのは右手のみ、喋る言葉は両親でも半分は筆談によるほどで、もちろ
>ん私たちには全く聞き取ることはできません。

>  私たちは、体の機能に障害がある人を見ると、その外見から、つい精神活動まで障害があるのではないかと思い勝ちです。これは
>とんでもない思い違いだったのです。

>  実由希さんとの最初の出会いは姫路市にできたパソコン通信「はりまタウンネット」のボード(掲示板、だれでも読み書きできるコー
>ナー)上でした。

>  そのボードに書き込まれた彼女のメッセージを見て、あっと驚いてしまったのです。

>  そこに書かれたメッセージは、彼女の見かけからは想像も出来ないような、知性と感性とユーモアにあふれ、いきいきとしたものだ
>ったからです。

>  たちまち、その「はりまタウンネット」には、「ハーティトーク」というSIG(Special Interest Group.ある特定のテーマについて語
>り合うボード)ができ彼女がシグオペ(SIGをとりまとめる責任者)に推されました。

>  そこで福祉や心のふれあいに関する様々な会話が交わされていったのです。

>  私たちは彼女から、障害者の生の声を聞き、さまざまなことを教えられていきました。

>  おそらく彼女は、右手だけを使って、健常者の数倍の時間をかけながらポツポツとキーボードを叩いていったのでしょう。

>  そのうちに、彼女の半世紀の連載が始まりました。

>  みんなの読後感、励ましのメッセージに支えられながら、3年近くにわたって書き続けられました。

>  そこには、赤裸々に障害者の悩み、苦しみを訴えるだけではなく、少女時代のデリケートな感情、恋心、あこがれ、友人間のほの
>かなジェラシー、負けず嫌いの心情、そうして真の心の友人を得ていく過程が描かれていったのです。

>  さらに、執念をもってワープロにかじりついて習得する過程、そしてパソコン通信で多くの友人を得るありさまが実に生き生きと語ら
>れていきました。

>  やがて、この話は口コミで伝わっていき、新聞で大きく報道され、そしてNHKテレビでも紹介されたのです。

>  おりしも、2年近くかかった彼女の半世紀の連載も完結し、これを出版しようとの機運が一気に高まってきました。

>  彼女自身は、簡易印刷で文集程度のものを考えていたようですが、どうせ出版するなら本格的な製本をして出来るだけ多くの人に
>読んで貰おうと、自然発生的にボランティアの出版委員会ができ、会員の総力をあげて取り組むこととなりました。

>  おそらく、ことの成りゆきに一番当惑したのは、著者の彼女自身ではなかったかと思います。

>  この本の序章は、「はりまタウンネット」の中で実由希さんが折にふれて書いたエッセイと、仲間たちの応答のドキュメンタリーから始
> まります。

>  やがて、彼女自身の半世紀の連載が始まってからは、それを軸にして、パソコン通信の仲間たちとの間で交わされた心温まる会話
>がからみながら同時進行していきます。

  結局、全文、まるまる引用となってしまった・・・

  この巻頭の言葉は、当時の姫路市長 戸谷松治、 マンガ家 すがやみつる、 NHK神戸放送局ディレクター 小林一郎

  表紙 いわさきちひろ さし絵 和久 洋三 他

  そして、本の題名は、「ing・・・見えない頂上に向かって」

  定価 1500円(税込み)

  残念ながら、今は、もう絶版となっている。

  この時、「すがや みつる」さんに頂戴した原稿を、前の「インスピルーム」に保存していたのだが・・あれは、どこかにあるハズだ・・
  






これは、忍者のホームページ、無料、容量、無制限で、展開を開始したサイト。特に釣果報告が楽しい。
サーバーによって、反応の速度の差は、確かにある。同じ展開をするなら、容量の問題と、表示速度も、検討事項にはいるだろう。「インスピきまぐれ」と、「インスピ2」は、比較的、速く反応するが、「インスピ5」は、更新しても、表示されるのが遅いと思う。しかし、足跡で生きているのは、それだけだから、困っているところだ。
これが、infoseekの本来のサイト。いまは、どちらも機能している。


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