事務局きまぐれ日誌(第23号)


JSC月報23号

事務局きまぐれ日誌

<某月某日>
姫路獨協大学学部長、滑川教授の研究室にお邪魔した。マックにネットスケープが
組み込まれ、高速専用回線でインターネットに46時中、接続されている。使用し
てもしなくても、基本料金は同額だから、使わなければ損だという。ホワイトハウ
スのクリントン大統領の挨拶や有名な猫の泣き声を手始めに、カナダのイエローナ
イフ、ホノルル、プレイボーイ本社、ヨーロッパ各地へと、ネットサーフィンをし
て遊ばせてもらう。アニメ動画や、三次元画像、音声と何でもありの世界だ。世界
に1000名くらいしかいないフェローの称号を持つ学者さんと親しくさせてもら
えるのも、ネットのおかげだ。過日、スナックのパソコンで、同時アクセスのNA
MEさん(滑川教授)を発見し、メールを送信したのが切っ掛けだった。即座に数
名が招待されたという次第。大学の研究室で、ビールまでご馳走になるという破格
の待遇であった。28800bpsのモデムでもインターネットは、対応が難しい世界だと
思い知った。それでも、PC−VANの高田正純氏は、携帯パソコンを駆使して、
個人レベルの対応をされている。やればできるものだ・・・・・・

<某月某日>
同窓会で久しぶりに顔を合わせた男が、Eメールのアドレスをくれた。調べてみる
とインターネットのアドレスだった。ニフティから、メールを送信したところ、文
通が始まった。学友の消息など知らせてくれる。手紙であれば、面倒くさいが、机
上で簡単に連絡できるのが有難い。電子メールだから、基本料金しか必要ない。す
なわちほとんどタダ。金澤編集長も通信を開始してくれると、この原稿もタダに近
い値段で送信できるのだけれど・・・・・・JSC月報編集室案内には、住所、電話番号
FAX番号が記載されているが、1日も早く、ネットIDが加わるように願ってい
る。

<某月某日>
姫路のスパークルOB熊野さんにも、倉本初夫先生の随想が掲載された月報22号
を進呈した。その連絡時に、スパークルでもネット網を張り巡らしたいとの希望が
あった。全国に散らばる会員間の連絡網なら、会員が全員、どこかの全国ネットに
加入するのが1番安上がりだと提案しておいた。付け加えて、NIFTYを推薦。
HP(ホームパーティ)という西 順一郎先生が利用しているサービスなら、代表
者が、月額500円だけ負担すれば、それで専用会議室が開ける。会員は、基本料
金のみでO.Kだ。

<某月某日>
JSFの案件で、加藤君と大阪で落ち合う。山甚地商の西山社長に案内されて尼崎
まで足を運んだ。その帰途、阪神電車で三ノ宮まで行く。オーパ内キャロット店の
見学だ。やはり、ケバい品揃えだ。加藤君は、キオスクに走り、使い捨てカメラを
求めてきて、商品を中心に写していた。その後、喫茶店で、JSC,JSFの合同
役員会の打ち合わせ。年末だけれど、日帰りの予定で集合してもらうことにした。
特に、JSCは、来年度に得平先生の音頭で、ヨーロッパ靴メーカー小売り店の見
学ツァーを企画している。もう、その準備に入る必要がある。

<某月某日>
ニフティの流通フォーラムで、泉田先生の連載2本が始まっている。これをどうし
たものかと考えていたが、約束なので、その第1回分のみ転載させてもらうことに
した。続編は、ネットでご覧戴こう。断り書きにも記してますように、ニフティも
商業ネットです。著作権者の承諾があるといっても道義的な問題もあるでしょう。

<某月某日>
商店街の事務員からも電子メールが届くようになった。それと同時に商店街の若手
も続々ネットに入会するようになって、操作の説明が急に忙しくなってしまった。
西 順一郎先生は、電子メール教室を開催して、短期間でパソコン通信を伝授され
ているが、考えてみると、多少の費用がかかっても、失われた時を取り戻す為には
そんな教室に参加するのもいいのかもしれない。自分の身の回りで、パソコン通信
を実際に行っている方がいるなら別だけれど・・・・・・

西 順一郎先生が、HP(MGの部屋)で、ちょっと気になる文章を引用されてい
るので、紹介しておこう。
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● 「時代というものは、時々ハ―ドルを用意して我々に挑戦してくる。
そのハ―ドルを越えられる人と、そうでない人との間に、ある決定的
な差異が生じて、それが生活レベルの差となり、社会的な上昇と下降
のきっかけになる。
歴史の中の、勝者と敗者が生まれる局面にほかならない。」
(波田野直樹、ONLINE TODAY JAPAN、95/12月号)
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<ミニ情報>
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マイツールも、ウィンドウズ版がリリースされ、ウインドウズを組み込んだパソコン
なら、どのような機種でもマイツールが可動することになった。今回、耳寄りな情報
は、IBMの手のひらパソコンPC110(ウルトラマンPC)にマイツールや通信
ソフト、他の各種ソフトをインストールして、快適に可動し、メモリーも100Mバ
イトも残っているというもの。まさに、マイツールのザウルス版とでも表現するべき
ものだ。
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[ミニ情報]

西順一郎ほか著「電子メール革命の衝撃」1000円。

ソーテック社03-3262-5320
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