JSC月報25号
事務局きまぐれ日誌
<某月某日>
新しいオモチャを入手したので、あれこれ遊んでいて、原稿のことは、すっかり忘れ
ていた。先月号に2回分掲載してしまったのだった。私の日誌は便利に出来ている。
正確な日時は記載せずに、常に<某月某日>で始まる。いつ書いても嘘にならない。
いづれ、こういう場合もあるかもしれないと予め予防線を張っていたのだった。
<某月某日>
IBMのThinkPad530に、マイツールを搭載させておいて、随分、助かっ
た。現在、ライオンズクラブ335D地区66クラブのキャビネット副幹事を担当し
ている。地区内には、3700名からのクラブ員がおられる。その中枢部の仕事の手
伝いだから、なかなかハードな面もある。女子事務員が、集計作業で困っていたので
マシンを持参し、小一時間データを打ち込んだ。データさえ入力してしまえば、こち
らのもの。自由自在に加工できる。楽しみながら数十枚の資料を作成した。手作業で
も同じことができるが、多分、数週間はかかるだろう。便利なものは使わないと損だ。
<某月某日>
突然の訃報に驚いた。1942年生まれの、(株)ナカ薬局の中島社長が、旅先の香
港でお亡くなりになっていた。脳血栓ということだった。ペガサスクラブの会員で、
ドラックストアーチェーンを展開されている。ショッピングセンターで、私と同じ副
理事長の職にあり、モーターボートが好きで、私も乗せてもらったことがある。昨年
来、顔を合わせていないので、そろそろ連絡をとろうかと思っていた矢先のことだっ
た。人の命なんてわからないものだ。息子さんは、二十歳前後だ。私の父が56歳で
亡くなっている。当時、私も22歳だった。ライオンズクラブの例会に出席したとこ
ろ、他クラブの会報が届いていて、そこの新入会員紹介コーナーに彼の記事が載って
いた。入会したばかりだったのだ。
<某月某日>
インターネットの窓口が姫路にもできたので、接続してみた。ニフティの姫路アクセ
スポイントで、14400bpsという半分の速度しかないが、これだと1分、10
円の課金だけで済む。姫路工業大学のHIT−NETのホームページから、私が所属
する赤穂ネット代表の大塚先生(ネット名・オメメ先生)の顔写真をダウンロードし
て、ウインドウズ95の壁紙とした。パソコンを立ち上げる都度、髭もじゃ顔が挨拶
してくれる。友人に見せたところ、もっとマシな写真にしたほうがいいと言う。まだ
インターネットも初心者なので、よくわかっていないが、同一料金で世界中のホスト
と接続できるのが魅力だと思う。昔、パソコンを海外に持ち出し、国際電話料金を払
ってアクセスしていたことを思えば、まるで夢のようだ。アメリカのゴア副大統領が
提唱した「情報スーパーハイウェイ」構想で、世界の通信網におけるインフラは確実
に整備されつつあるようだ。
<某月某日>
姫路花の北モールの事務所にあるマイツールは、DOS/V対応機だが、これにウィ
ンドウズを搭載するためには、ハードディスクとRAMを増設する必要がある。見積
もってもらったところ、新品を購入するほうが安いので断念した。だけど、パソコン
通信をするだけなら、充分可能だ。通信ソフトは、PDSという無料のものがある。
問題はモデムだ。もう時代はインターネットに移りつつあるので、多分、安くなって
いると期待して買いに行った。驚いたことに、9600bpsのFAXモデムが、た
ったの一万円。昔といっても、僅か5〜6年前には、2400の普通のモデムでも、
10万円近くしていたものだ。もう、一般通信なら、誰でも始められる環境が整った
ようだ。で、事務長にレクチァーしておいた。あまり複雑なことは教えずに、基本的
な操作のみに留める。自分で、あれこれ試してからの質問に答えてあげるのが一番、
効果的だ。地元のネットに入会させたから、連絡の窓口が1つ増えた勘定になる。商
店街事務員も、いつの間にか、通信が日常のものになっている。同時に、私が勧誘し
た、商店街の若手達からもポツポツとメールが届きだした。当分は、パソコン通信の
伝道師をさせられるだろう。
<某月某日>
先月号で予定発表しておりました年間行事予定の第1弾として、3月6日、新大阪で
開催する得平先生の靴店研修会の案内状原稿が加藤君からFAXにて届いた。電子メ
ールなら、プリンターで奇麗に出力できるが、FAX用紙のコピーはコツがいる。本
部から案内が届いていることと思います。見逃しておられる方は遠慮なく本部まで連
絡下さい。加藤君が受講する西 順一郎先生の「パソコン通信講座」は、まだ先のこ
とだった。
<某月某日>
インターネット、インターネットと騒いでいるが、日本でパソコン通信を実際に利用
されているのは、約300万人くらいのもので、その内、インターネットに接続して
いる方は、1割、すなわち30万人くらいにすぎない。現在では、極々僅かな人達だ
けのものなのだ。マスコミが騒ぎすぎているのではないだろうか?でも、パソコン通
信にしても、初期の頃は、そのくらいの利用者しかいなかった。
<某月某日>
毎週、土曜日、日本経済新聞の夕刊に「すがや みつる」氏が、パソコン通信にまつ
わるエピソードコラムを連載されている。我々、JSCの月例会に「パソコン通信」
の講師としてお招きしたのは、もう7〜8年も前のことだった。時代の先取りも早す
ぎたようだ。
<某月某日>
オーロラ見学から、ネット仲間が無事帰国した。カナダのイエローナイフで3泊、カ
ナディアンロッキーで2泊、バンクーバーで1泊したそうだ。通信仲間が前々から企
画していたツァーだ。今朝、同時アクセス(同時刻に通信)中の、帰国メンバーを発
見して、「おかえりなさい」メールをオンライン送信しておいたら、即、私の携帯電
話に肉声が入ってきた。オーロラは3日間とも絶好のコンディションで観測できたと
ボードにも書き込まれていた。姫路獨協大学の滑川教授の研究室にお邪魔して、半日
インターネットで遊ばしてもらった時、イェローナイフ周辺の情報も収集していたの
だった。
<某月某日>
ライオンズクラブ335D複合地区大会の準備会議に出席して名刺交換をしたら、あ
る方が、ニフティのIDも刷り込んでおられた。早速、会議のレジメメールを送信し
ておいた。青年会議所の連中なら、ネットIDを持っていても不思議はないが、ライ
オンズメンバーで、こういう方がいるのは珍しい。マッキントッシュで通信されてい
ると言っておられた。インターネットは未体験とのこと。翌朝、返信を発見した時は
パソコン通信をやっていて良かったと、まるで、初心者なみに喜んでしまった。相手
も多忙な方なので、電話よりもFAX、FAXよりも電子メールのほうが迷惑になら
ない。ただし、相手が常にアクセスしてくれていないと、折角の電子メールも役に立
たない。電子メールを送信しましたという伝言電話なら遠方でも10円玉でOKだ。
<某月某日>
商店街事務所のパソコンにRAMを増設して、WINDOWS3.1をインストール
し、ウィンドウズ版マイツールも組み込んだ。今までのDOS/V用のマイツールも
残しておく。WINDOWS95でもマイツールは可動するが、まだ正式には95用
のマイツールはリリースされていない。昨年末から、私もウィンドウズ3.1を導入
し、また、今年から95を触り始め、ある程度、自信がついたので、教える側に回っ
たという次第だ。新聞を読んでいたら、インターネット人口は200万人(日本国内)
と記事が出ていた。これは誤りだ。
<某月某日>
和歌山の加藤君が、西 順一郎先生の「パソコン通信講座」で昔のお友達と再開した
様子は、ニフティのPATIO(MGルーム)に書き込まれたMSG(メッセージ)
で知った。2日間、熱心に勉強していることだろう。もしやと思って、友人の事務所
の電話を拝借して、アクセスしてみれば、彼からメールが届いていた。即座に、返信
を送る。こういうタイミングは大切だ。スクール期間中に届けば、他の受講生にも参
考になる。帰社して、再度、西先生のPATIOにアクセスしてみれば、案の定、加
藤君の初MSGが書き込まれていた。記念にプリントアウトするとともにFAXサー
ビスを利用して送信しておいた。(加藤君のニフティIDは、VZJ02335 )
![]() |
![]() |
![]() |