JSC月報33号
事務局きまぐれ日誌
<某月某日>
先月号のレポートで、名前を失念していたのは、エル・ダンディスというメーカーだ
った。安室奈美江が履いているのと同じ型の靴はすでに予約が多数入っているという
ことだ。こういう靴は、バーゲンでは皆目、売れない。残品に注意しながら仕入れ計
画を立てる必要がある。そうかと言って、チャンスロスも辛い。兼ね合いが難しいも
のだと思う。
<某月某日>
時差ボケの頭で、通信仲間へのお土産に「イタリア・ドイツの旅」という旅行記を3
日かけて、書き上げた。本当は、現地のホテルで、もっと沢山の原稿を書くつもりだ
ったのだが、ACアダプターを220Vに差し込み、ショートさせてしまったため、
パソコンが現地で使えなくなってしまった。だから、帰国してからが大変だった。旅
行記にも記したが、キーボードに親しんで原稿を書く体質になっているので、エンピ
ツやボールペンでは、1行の文章も書くことができなくなってしまっている。400
字詰め原稿用紙に換算して、56〜57枚ほどになった。B5用紙にプリントアウト
しても、19ページの長尺物だ。旅行参加者へ、コピーして月報と共に郵送する。誤
字、脱字、誤変換個所を多く発見したが、訂正もしていない。読み流してもらうだけ
で参加者の記憶が蘇るだろう。参加者の原稿の下敷きとして活用してもらえれば幸い
だ。それに、私は、カメラを持参しなかったので、これから頂く写真のお礼がわりと
いう意味合いもある。
<某月某日>
悪徳商法は、いつの時代になってもあるものだ。私の留守中に、家内が代引郵便を利
用した悪辣な手口に引っ掛かっていた。いつもの郵便配達のオジさんが、玄関でニコ
ニコと笑って待っているので、1万円支払ったそうだ。封筒の中身は、ご注文頂きあ
りがとう。大変、遅くなりましたが・・・・・・という挨拶状と、ケースにも入っていない
フロッピーが1枚だけ。そんなものを注文した記憶はない。郵便局へ行って、文句を
言ったが後の祭り。警察に被害届をと刑事2課にも行った。ノート型パソコンを操作
している係の方に、念のためフロッピーを調べてもらったが、やはり空。市販されて
いるものの中で1番安い、1枚35円程度のものだ。捜査はしてみるとの返事だった
が、被害届は受け付けてくれない。代引郵便には、受取拒否制度もあるからだ。この
犯人は、悪知恵に長けている。善意の第三者(郵便配達員)を使い、金額設定を1万
円としたところ(相手の心理状態も読んでいる)。計画的に短期間の勝負に出たとこ
ろ。法律の裏を知り尽くしている。腹が立つが、世の中には、ずる賢い奴もいる。勉
強代だと思って諦めるしか手がないか・・・・・・
<某月某日>
出社してみると、店頭に大勢のお客様が行列を作っていた。主に、中・高校生だ。な
にかと思って、社員に尋ねると、ナイキのレザーが入荷になっているとのこと。何故
お客様が、そんなことを知っているのだろうと重ねて尋ねると、直接、メーカーに問
い合わせているそうだ。いま、報道されているように、品薄で、奪い合いになってい
る商品だ。市場を飢餓状態にするナイキの戦略だということは理解できるが、これは
異常な事態でもある。僅かの時間で完売となってしまった。ナイキのスニーカー予約
に関して、神戸の靴店が詐欺罪で逮捕されたというニュースは、業界でも話題となっ
たが、その男は、昔、1日だけ、当社に勤めたことがあるそうだ。その時の履歴書も
当社に残っていると総務部長が言う。これには、驚いた・・・・・・
<某月某日>
ドイツ・ディユッセルドルフのメーカー見本市に参加した折に、いろんなブースで名
刺をバラまいてきたが、それの反応がボツボツ入り出した。この原稿をタイプしてい
ると「カントリーファーム」という愛知県の業者さんから電話が入った。メーカーさ
んから、連絡があったということで、早速、私宛てに電話してくれたものだ。目の前
にパソコン画面があるので、この紙面をメモかわりに使ってしまおう。
<某月某日>
ドイツで、壊してしまったノート型のパソコンは、まだ修理から戻らない。まるで、
恋人を待つような心境だ。本体は、無事だったが、ACアダプターが完全に壊れてい
た。新品を発注したのだが、在庫がなかったので、壊れた部品を修理に出した。その
ために、1週間は、まったく無為だったようだ・・・・・・
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