JSC月報42号
事務局きまぐれ日誌
<某月某日>
自身と自信、内蔵と内臓、人工と人口のように、エディタ(ワープロソフト)が
一般的になって漢字変換ミスが多発している。先月号の月報記事にも「私自信」
という誤変換個所を発見した。訂正文字を貼りコピーしたが、やはり少しズレて
いた。長年、パソコン通信に関わってきたので、面白い勘違いも多々見てきた。
中でも印象に残っているのが、「汚名挽回」というものだ。汚名は返上するもの
であって挽回するものではない。そういう私にも苦い経験がある。「興味津々」
とするべきところ、「興味深々」と堂々と書き込んでしまった。早速、他のメン
バーから指摘され、赤面した。活字は、後々まで残るので細心の注意が必要だ。
<某月某日>
社会福祉法人「亀寿福祉会」が、姫路青山の桜ダム貯水池に面して建設していた
「ケアホーム姫路青山苑」が完工し、竣工式が行われた。収容人員は百名で、1
2室がツインルームで76室がシングルルーム。食堂や多目的大ホール、風呂場
へと続く廊下は全て、車椅子用のスロープになっている。近くには「子供の館」
や姫路天文館、バードウォッチング場、などがあり、緑豊かな好環境だ。それで
いて、姫路中心部へはバスで30分前後という立地条件。もちろん、バス停は会
館のすぐ前にある。老人ホームといっても、このケアホームは、60歳以上なら
誰でも入所可能だ。私立の老人ホームなら数千万円の敷金と月々30万円前後の
費用が必要だが、このケアホームの場合、600万円位の預り金と月々10万円
程度の負担金で個室に入り、3食風呂付きの生活ができる。もちろん、そこから
通勤もできれば、旅行も自由だ。いわば老後の快適マンションライフともいうべ
き施設だ。京都などでは、ケアホームに対する認識が高いのか、建設が始まると
入居待ちの老人が多いと聞く。NHKの番組で岡山の私立老人ホームが倒産して
、行き先を失って途方に暮れる入居者を特集していたが、その中から4名も、こ
ちらに転居されるという話もある。姫路市内だけではなくて、全国、どこからで
も入居可能なので、もし、希望者があれば一報いただきたい。それと、福祉法人
は寄付金も受け付けている。税法上の特典もあるので、会社、個人にかかわらず
申し出てもらえれば幸いだ。
<某月某日>
ザ・モール西友専門店会の役員会に出席した。退院後、初のオフィシャルな場だ
った。いろいろな報告を受けたが、テナントの成績は、店長の力で決まるという
のが衆目の一致した考え方だった。姫路店には、全国的にも珍しい好成績を上げ
ている印鑑屋さんがあるが、当初、その業種のテナントが集まらなくて、無理矢
理お願いして出店してもらったという。店主も、ダメモトという気持ちで、低費
用の内装で、数ヶ月で撤退しても良いという及び腰での出店だったという。それ
が、女性店長のセンスと頑張りで、たちまち本店を凌駕する成績になってしまっ
たという。マンパワーは、いつの時代にも大切なものだ。
<某月某日>
自宅療養中の私を、歯科医を開業している友人が所有する六甲山頂にある別荘へ
案内してくれた。地下1F、地上2Fの35坪ほどのこじんまりした別荘だ。紫
陽花が今を盛んと咲き誇っていた。霧の濃い日だったので、折角の眺望は断念し
たが、自慢の個人用サウナを利用させてもらう。トイレより狭くて、塗料の匂い
が目にしみる。私で2回目の使用だという。それでも、水風呂と交互に、10分
を3回入る。さっぱりとしたところで飲むビールが嬉しかった。たった半日の気
分転換だったがリフレッシュさせてもらった。
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