事務局きまぐれ日誌(第49号)


JSC月報49号

[事務局きまぐれ日誌]

<某月某日>
大相撲の幕間のNHKのニュースで報じられたが、ここ数年内に日本全国の小中
学校にパソコンを導入し(しかも1人1台)、ことごとくインターネットに接続
させるそうだ。これは、大ニュースだと、翌日の新聞を調べたが、あまり大きく
扱われていない。いまでさえゲーム機などで遊んで、キーボード恐怖心のない若
い世代が大勢いるのに、これからは、パソコンは至極、あたりまえで日常生活の
一部になっている新人類が登場する時代となる。激的な変化が起こるというのに
、マスコミは、このニュースに大きなスポットを当てていない。

<某月某日>
月報48号の完成稿が届いたので、開封もせず、商店街事務所へ持参し、印刷し
てもらう。発送が終わり、私のコラムの誤植を妻が発見した。後の祭りとは、こ
のことだ。7ページ右下の「首席」とするべきところ、「主席」と誤変換してい
た。気付きにくい個所であるが、校正も宜しくお願いしたい。

<某月某日>
赤穂インターネット研究会が、DOS/Vパソコンの自作講習会を開催するとい
うので、申し込んだ。組み立て希望者は2名いた。大阪の日本橋まで部品を買い
だしに行く過程から、インターネットのグループメールで逐一連絡が入る。携帯
のパソコンと携帯電話を繋いで、昼食時のレストランからも発信している。従っ
て当日の出席者の大部分は、数日前から、このイベントを電子空間からの続きだ
ととらえている。赤穂の会場に到着すると、机上に2台分の部品が所狭しと並べ
られていた。まるでガラクタの寄せ集めのようにも見える。購入者に、ドライバ
ー(ねじ回し)を持たせて、マザーボードの装着から始まった。ボランティアの
教官から次々と説明を受けながら組み立てていく。これまで、パソコンに触った
ことがないという学校の校長先生が当人だ。自分の物だから真剣そのもの。大枚
を叩いて稼働しなかったら情けないに違いない。もう一方は、赤穂インターネッ
ト研究会の大塚会長だ。こちらは、すでに何台か組み立ててもらった経験がある
ので落ち着いている。作業も人任せだ。このイベントは、新聞にも掲載されてい
るので、もし、稼働しなければ大恥を晒すことになる。およそ2時間ほどしたと
ころで、いよいよ通電の運びになった。緊張の一瞬だ。煙が立ち上り、慌てて電
源を切る。会場に悪臭が漂った。担当者が代替部品を自宅へ取りに走る。そのよ
うなトラブルもあったが、結論は、無事に稼働した。ウィンドウズ95をインス
トールして、市販のパソコンと何ら変わらない画面がディスプレー上に表示され
た時、参加のメンバーから拍手が巻き起こった。

<某月某日>
高校の同窓会に出席した。皆、立派なオジさんオバさんに変身していた。頭も見
事に禿げ上がり、どこのオジさんかと見間違えそうになるのもいる。その中で、
一番の出世頭は、和田長平君という。播州信用金庫理事長だ。金庫内では厳しい
理事長として通っているが、この場は異なる。肩の力を抜いて寛いでいた。昔の
仲間達が「ちょうへいちゃん、ちょうへいちゃん」と呼びかける。デジタルカメ
ラ持参だったので、私も彼と2ショットの写真を撮った。インターネットに掲載
してくれと頼まれたので、私のホームページに貼りつけた。(赤穂ネット関連写
真集の中に収録)

<某月某日>
JSFの総会で、久しぶりに高知の篠原会長の顔を見た。お元気そうで、顔も艶
々されていた。高知県から外に出るのは、数年ぶりだそうだ。そろそろ、パソコ
ンを購入して、インターネットを開始したいと言われていた。姫路のJSC本部
へも勉強に行きたいとも仰っていた。大歓迎だ。山甚の西山氏も相変わらず、元
気だったが、バブル全盛期の頃とは、話の内容が様変わりだ。足利の遠藤さんの
息子さんも出席されていた。